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明日の朝 眠るわたしの横顔は
棺を待つ姿に似て
顎から耳へのゆるやかな線は知らないものだった


いま
ぱらぱらと雨音がこぼれている
窓のひかりに身体はほの白く
わたしは眠るわたしをみおろした

なでる
なめる
視線
みずからの声のように
さらされたひとつの身体
わたしを静かに波たたす

指や鼻
そんなひとつにしぼっても
わたしはわたしに遠ざかる

眠るわたしのかけらをうつしとり
よせあつめ
つないだとして
ここにあるのは誰なのか

時を先へとおしすすめ
ひかりは淡く
遠くへしずんだとして
棺に眠るは誰なのか

こぼれる雨音ちりばめて
窓のひかりの境界は
わたしの上でただゆらめいた