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粒と粒

葉のうえに水の粒がのっている。

曇天から絶えまなく限りなく雨粒がこぼれ落ちてくる、そのいくつかが植物にあたる。葉は一瞬たわみ、その粒を受け止める。濡れることなく弾く緑の上には、大きさの異なる水玉が同居していた。

掌よりも小さい地上の標的も、降りつづく雨にとっては、その水の欠片を命中させることぐらい雑作もない。葉の上の粒は、三つ四つと増えていく。

しばらく見ていると、葉は過積載になった。枝は重さに耐えかねて傾き、粒がゆっくりと滑りはじめる。粒たちは待ち合わせをしていたかのように集まり、ひとつになり、零れる。大きな水滴が宙を動いた。

きれいな球体が地面へと吸い込まれるのを見届けると、たくさんの粒が地上にぶちまけられつづける音が一度に押し寄せた。葉の上にはまた一つ、粒がのっていた。